県教委は12日能代北高と能代商高を統合し25年4月誕生する高校の校名候補を「能代松陽(しょうよう)」とすることを発表した。
「松」は能代市のシンボル「風の松原」を示すととも に、常緑の「松」がイメージさせる若者のはつらつとした姿、志を貫き節を曲げない生き方に通じ、 「陽」は明るく活気あふれる校風への期待と高い理想を掲げて努力する姿を表現しているという。6月に県議会に関係条例改正案を提出する。(北羽新報社2012 4.13 HPより)
いつもようにネットでメデイア情報を閲覧すると、上記の記事が。地方の少子高齢化の影響からか、ここ最近は小学校から高校まで学校の統廃合があいついでいます。人口減に悩む私の地元も例外ではありません。能代商業は昨年の夏の甲子園での活躍から、能代北高校との統合話は早くから知っておりましたが、どうなるか気になってはおりました。
新校名は「能代松陽」とのことで、ある程度予想できた無難な名称ではあります。高校野球ファンとしては、昨夏の甲子園で躍動した「NOSHO」のロゴが統合校でも 継承されることを期待しております。
能代商業は、昨年まで3度夏の甲子園に出場しているのですが、名称が変わっただけの高校とは違い、統合校になってからの 甲子園出場は、過去はカウントされず初出場になるそうです。理由はよくわかりませんが・・・
今回の統合の際に私が勝手に予想したのは、「能代商北」とか「能代中央」とか単純な名称が多かったのですが、まあ結果として「能代」の冠がついて安心しました。
能商から能松へ、音としては、SHOの音が継承され残りましたが、北高の名称及びイメージが消えるのがなんとも寂しいかな。
北高は長らく能代市民に親しまれた呼び名でした。校歌が新しくなるとするならば、能代北高を思い出せるような 歌詞が一部にほしいところです。
同じ能代市内にある、能代高校の校歌の3番の歌詞に、平和の相(すがた)♪~樽子山(たるこやま)♪~という歌詞があります。樽子山は現在の能代市高塙に移転する前の 旧校舎があった場所 (現在の能代市文化会館のあたり)なのですが、30年以上前の在学当時に、ある同級生が先生に、「今の所在と違うのに樽子山はないでしょ ?」とかみついたことが ありました。そしたらその当時の先生は、「校歌は今だけの在校生だけのものではなく諸先輩 卒業生のものでもあるから・・・」そんな解説をしてくれました。妙に納得した記憶があります。
そうなんです。能代商業も能代北高も統合し名称が変わった後も、 両校の卒業生は、社会で頑張っています。統合校の「能代松陽高校」が両校の卒業生にとっても、時には当時を、振り返ることができるでものであってほしいです。
ところで、その先生は、卒業の年に「卒業後も、社会出てからも、能代高校の出身者とあった時は、大事にするように」と おっしゃっておりました。あ・れ・か・ら~三十数年経過しますが帰省時の地元を除いて、同窓生・卒業生と偶然・必然問わず出逢った方は、今までの実社会でわずかに1名のみ。
只今、全国をさすらっておりますが、松陵健児はこの地にいらっしゃるのでしょうか? ではまたです。