本日帰宅後にネット見ていたら下記のニュースがあった。
ノースアジア大は27日、金足農高野球部監督の嶋崎久美氏(63)が、
4月から同大硬式野球部の監督に就任すると発表した。
嶋崎氏は31日付で同校の監督を退任する。
(3.28秋田さきがけWebより)
県民からもっとも支持・期待されている高校野球の監督であろう。
全国大会の戦績 夏7勝 春1勝 通算8勝と全国の強豪校の
監督の中では、特別な大きな数字ではないかもしれないが、
秋田県歴代監督の中ではトップタイである。
特に1984年の夏の大会 初出場で4強
準決勝では、桑田&清原のPL学園との接戦での惜敗。
夏2回目の出場は1995年、この年は8強!
近年 甲子園で低迷する秋田県チームが多い中で
嶋崎監督率いる金足農業チームに期待をよせる県民も多かった。
逆転勝ちが多いイメージがある。
ただこの金足農業も、県内では強豪校であったが、
甲子園初出場 までの道のりは険しかった。
秋田高・秋田商業の壁が立ちはだかった。
そのエネルギーが甲子園では炸裂したのかもしれない。
さらに、公立の農業高校という、有力選手が集まりにくい状況を
嶋崎監督は、当時県内一といわれた練習量で克服した。
北国のチームにありがちな「雪国のハンデ」という、いい訳を
「雪国のハンデなどない!」と一蹴した潔さ。
秋田県のどこかの指導者が言っていた
「秋田県が低迷した要因は、強豪私立がないからだ」と言っていた
最近のコメントとは、大違いの 見識である。
スポーツを語る場合 心・技・体とはあるが、
嶋崎監督の場合は 猛練習による体力を重視した。
いわば 体・技・心
これは実社会においてもこの順番だと思う。
前中日監督の落合さんも 同様のことをおっしゃていた。
ひとりの高校野球ファンとしては、ノースアジア大の監督から
附属高校の明桜高校の監督として再び帰ってきてほしいと思う。
最近の高校野球の監督でも、
高齢でも指揮をとっている指導者は多い。
如水館の迫田監督 72歳
横浜高校の渡辺監督 67歳
嶋崎監督は このご両名より若い。
明桜高校(旧・秋田経法大附属高)は好投手を輩出してはいるが、
打線が毎年のように低調である。
嶋崎監督の指導のもとで再び強豪校として
甲子園での優勝を目指してほしい。
おそらく公立の農業高校で苦労された選手の確保についても、
私学という狭い地域の枠にとらわれない、
県内全域からの選手の獲得も
可能になると考えると、今後の期待は大である。
紫のスクールカラーから縦じまのユニフォームへ
甲子園で指揮している姿を早くみたいものである。
では 今日はこのへんで では またです。
先に綴りました
金足農業の関連記事はこちらからクリック
夏の甲子園 秋田県勢 心に残る好ゲーム 1976~1990編