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甲子園への再挑戦 - 能代商業の夏

三連休明けの今週は、大阪出張もあり、あっという間に週末が訪れました。台風の影響で高松市での生活にも変化があり、コトデンが運休する事態に。そんな中、家族の支えがあってこそですね。

先週末の夏の全国高校野球選手権秋田県大会は、ベスト8が出揃う熱戦が繰り広げられました。そして本日、決勝戦が行われ、能代商が秋田中央を6対3で下し、見事2年連続の甲子園出場を決めました。秋田朝日放送のブロードバンド配信は、県外在住の元秋田県民にとっては、非常にありがたいサービスです。

今大会を振り返ると、前回のブログで予想した本荘高校の軸は、準々決勝で秋田中央に敗れるという意外な展開に。岡本投手の先発は予想外の結果を招き、本荘の敗退が決まりました。

高校野球の夏の大会は一発勝負。二枚看板の投手がいるチームが有利とされますが、今大会ではその落とし穴が明らかに。本荘はエースを温存し、岡本を先発させたものの、後半につかまり、高橋との継投に切り替えるものの、延長戦の末に敗退しました。

本荘以外にも、秋田商や金足農など複数の投手を擁する有力校が継投のアヤから敗退しました。そして決勝戦では、秋田中央の主戦・佐藤拓が先発せず、序盤で能代商にペースを握られてしまいました。

もし佐藤拓が先発していたら、決勝戦の展開は変わっていたかもしれません。能代商打線は、継投した佐藤投手を打ち崩すことができず、保坂VS佐藤の投手戦になり、後半まで競った試合になった可能性があります。

優勝した能代商業は、全試合を保坂投手が投げ抜きました。左投手の速球は120キロ代で、変化球も多彩。疲労が見えた後半の高めストレートでホームランを2本許しましたが、それでもリードを許すことなく、守備と打線が安定し、完勝した印象を受けました。

昨年のチームは甲子園での大敗を経験し、その屈辱をバネに今年の甲子園出場を決めました。今年の甲子園では、能代商にベストゲームを期待しています。